iOS 15の開封率への影響について(2021年9月24日更新)
2021年09月24日
平素は「配配メール」をご利用頂き、誠にありがとうございます。
Apple社の提供するOS:iOS 15(2021年9月21日リリース)において
「メールプライバシー保護機能」の提供が開始されました。
※iOS はiPhone、iPadなどApple社の携帯機器に利用されるOSです
弊社にてiOS 15 正式リリース版を用いてのメールの開封情報への影響を検証いたしました。
以下、報告させていただきます。
※2021年9月21日リリースのバージョン15.0(19A346)にて検証を行いました。
Apple社のバージョンアップにより、挙動が変更となる場合がございます。
メールプライバシー保護機能 ON/OFF時の効果測定挙動
開封情報(開封数・開封率)について
・OFF:影響なし(従来通りの挙動)
・ON :開封操作を行っていなくても開封としてカウントされる
※メールの開封情報はHTMLメールに付与した不可視の画像(Webビーコン)の
読込有無を判断基準としております。
クリック数・コンバージョン数・来訪タグについて
・OFF/ON ともに影響なし(従来通りの挙動)
■検証結果
・iOS 15の標準メールアプリを用い、「メールプライバシー保護機能」を
ONにしている場合は自動的に開封としてカウントされる。
・iOS 15の標準メールアプリが該当機能の対象。別のメールアプリは対象外。
・クリック数、コンバージョン数、来訪タグなど開封以外の効果測定についての
影響は現時点では見られない
■想定される影響
従来より開封情報については、プレビューによる閲覧(画像読込のブロック)や
セキュリティソフトによる自動チェックなどにより正確な判定が難しいものでした。
上記の検証結果から、iOS 15ユーザ(主にiPhone)においては
開封情報の正確な取得がより難しくなると予想されます。
※また、リリース後、開封していないのに開封と見なされ、開封数の上昇などが考えられます