FAQ

Q.STARTTLSオプションでメールの到達率が向上しますか?

Answer

TLSは通信を暗号化し、内容を傍受されにくくする技術です。到達には直接影響しません。


「TLS」とは、通信を暗号化する技術のことです。

「STARTTLS」オプションではTLS対応の配信サーバをご提供し、メール配信の通信を暗号化し、ハッカーなどによるサイバー攻撃を受けても内容を盗み見られないようにすることができます。

本オプションには上記機能がありますが、 STARTTLSと到達率の相関関係は立証されておらず、到達可能性を上げ、メールを届きやすくするためのオプションではありません。

情報を保護して安全な配信をしたい場合にご検討くださいませ。
ご検討中、また、ご契約者様は、以下の注意事項をご一読ください。


 一般的なメール送信(SMTP通信)

 
 メール送信で使う通信を暗号化することで、不正アクセス等によりメール内容を盗まれても、メールの内容は暗号化されているので、読み取らせないようにすることができます。

 暗号化したメール送信(TLS通信)



STARTTLSの注意点


ご契約時は下記のような注意事項をご了承の上、ご検討くださいませ。

 ①:STARTTLSでの配信は原理上、通常よりも配信速度が若干低下致します。
 ②:テストメール(テスト配信)の場合は暗号化されず、平文となります。
 ③:登録・解除フォーム等の完了通知メールは暗号化されず、平文となります。
 ④:配信先やグループごとに暗号化の有無と選択するなどの設定は出来ません。
 ⑤:事前にSPFDKIM(作成者署名)の設定を自社のサーバで行ってください。
 ⑥:STARTTLSはメールの到達率を向上させるものではありません。



なお、「⑤:事前のSPFとDKIM(作成者署名)設定 」につきましては、事前にご設定いただかない場合、『 SPFDKIM(作成者署名) によるドメイン認証をせず、なりすましメールの可能性がある状態で、暗号化通信で送ろうとしている』ということで、配信先から怪しまれ、むしろメールの到達可能性を下げる可能性がございます。

(どの程度の影響があるかどうかにつきましては、宛先の判定に依存するため、回答が困難ですが、恐らく、通常よりも多少の影響が出るかと思われます。)



SPFDKIM(作成者署名) は、メールアドレスのドメイン所有者本人による配信と証明できる技術で、配配メールのご利用やTLSの有無に限らず、メール配信の際にご設定いただくことを推奨しております。


こちらのご設定により到達可能性を引き上げる効果が期待できるため、是非、併せて、ご設定くださいませ。

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