どんなメールがいいのか?

相手にあった内容を適切な情報量で伝えよう

メールを作る上で重視すべきは文章力や情報量よりも見やすさと適切な量です。

忙しい読者が多い現代ではスクロールしないと情報が入らないようなメールは
読者から嫌われ、仮に開封されたとしてもあまり読まれていないのが実情です。

メールの閲覧時間は7秒

読者がメールを読む時間は7秒程度というデータがあります。
忙しい読者は、メール1通をじっくり読むことがなかなかできません。
端的に用件を伝えることが重要です。

1メール1コンテンツを心掛ける


読者のメール閲覧時間が短いという前提があるため、読者目線で考えると、
開封してすぐに内容が伝わるようなメールが望ましいといえます。

1通のメールのコンテンツ内容はできるだけ絞り、
本文は短く(スクロールを少なく)しましょう。


■コンテンツを絞ることのメリット

・情報量がコンパクトになり、読みやすい。
 スクロール数が少なくなり、読んでいる途中で離脱しにくい


・用件が読者に伝わりやすい
 ※件名と内容がリンクするとコンバージョンしやすい

・コンテンツの魅力が伝わりやすい
 ※画像を使うとより訴求力UP

・コンテンツごとにターゲットを絞って配信することができる
 ※効果UPのほか、解除率(配信停止申請)を下げることにも

・1通のメールを作成する工数の削減


逆にいうと…

1通にコンテンツが多数あるメールのNGポイント
・情報が多く、長文になりがち
 →読みづらい →重要なポイントが伝わりづらい
・1つ1つのコンテンツの魅力を伝えきれない
・コンテンツのうち、読者にとって不要な情報が含まれる可能性がある
・上記理由により1通のメールを作成する工数もかかってしまう

メールのCTA(目的)は冒頭に配置


CTA(Call To Action)とは日本語で「行動喚起」のことですが、
WEBやメールを見たユーザに行動喚起させるテキストや画像のことを指します。


例えば、購入・セミナー参加・お問合せなどのリンクに誘導するときの誘導文言や画像・ボタンなどが該当します。


配信の際には、メールを閲覧した人に「購入してほしい」「申し込んでほしい」など何らかの目的があるかと存じます。
これをメール1通のゴールとすると、そのゴールを目指してCTAを設置すべきということになるはずです。



以下はよくあるメルマガの例です。どこが違うか分かりますでしょうか。


そう、メール本文内のCTAの位置が違います。
メールの閲覧時間は7秒というデータがあるなど、長文のメールをじっくり読む受信者は少ないです。

詳細に説明をしてから目的リンクをご案内するケースをよく見ますが、
ゴールにたどり着くまでに離脱されてしまう可能性が高いといえます。
できるだけメールの上部にCTAを置するようにしましょう。

HTMLメールを配信しましょう

HTMLメール形式にすることで、画像を挿入したり、装飾ができたり、デザイン性の高いメールを送ることができます。


開封率が取得できる

HTMLメールを送るだけで、メールが読者に開かれたのかを確認できます。

■訴求力アップが狙える

画像で魅力を伝えたり、リンクをボタンでご案内することができます。

また、強調したい箇所のフォントサイズ・太さの変更、背景色などなど、様々な設定により、デザイン性の高いメールを作成できます。

クリック率が向上しやすいというデータもあります。

作成にあたり

HTMLメールは通常、HTMLタグで作成する必要があります。
メール作成時、メール形式「HTML」を選択し、ご作成ください。
(タグについてはサポート対象外です)

HTMLエディタオプション(月額3,000円+税)をご契約いただきますと、専門知識が必要なHTMLメールを、簡単な操作で作成可能。
ドラッグ&ドロップによるボタン操作でレスポンシブデザインに対応したHTMLメールを作成することができます。

どんなメール?

読者目線で考える

必ずしも、情報量が多く、見栄えのいいメールがいいメールとは限りません。
(ビジュアルがいいというのはメルマガにおいても強みではありますが)


配配メールのユーザの皆様が、読者に伝えたいことを、読者にとってメリットと感じる部分をピックアップして、読みやすい分量、配信タイミングで送ることが重要です。

もちろん、最初からそんなことができれば苦労はしません。

まずは、配信し、効果を見てみて、改善できそうなポイントを見つけて少しずつ変えていきましょう。

本稿では、効果改善のポイントをご紹介いたします。

効果測定の方法はこちらのページをご覧ください。

開封のポイント

メール配信の目的にたどり着くまでには、以下のステップがあります。

まずは受信ボックスに届いたメールが受信者に開封される必要があります。

【件名】4Uを意識したタイトル

BtoB・BtoCいずれの場合も、ほとんどの読者は日々沢山のメールを受け取っています。

忙しく、情報に触れる機会が多い読者にメールを開いてもらうには…


件名で端的にメールの内容と開封するメリットを伝えることが重要です。

また、読者にとってのメリットやメールのポイントとなる部分は件名の冒頭にもっていきましょう!


例えば「○○通信vol.1」のような、内容が推し量れない件名は、
読者としても開封するメリットが感じられず、読まれない傾向にあります。


4Uを意識した件名をつけましょう!

          
Useful (有益性) 「会員だけ!」

Urgent (緊急性 ) 「今から24時間!」

Ultra-Specific(具体性)  「○○商品のセールのご案内」

Unique (独自性) 「クイズ!キリンの鳴き声は?正解はこちら⇒」

※「」内は一例

【配信タイミング】配信曜日/時間を意識する


読者の生活を想像し、メールチェックする時間を想定して配信しましょう。



BtoC :余暇時間、通勤時間

BtoB :週半ば、昼休み など

【差出人名】パーソナルな印象が◎

一斉配信メールは機械的な印象を受ける場合も少なくないため、
個人名など、パーソナルな印象の差出人名だと開封されやすい傾向にあります。

・ サービス名や会社名より個人名の方が開封されやすい

・ 個人名が難しい場合、読者が認知している名称がベター

クリックのポイント

重要なリンクはメール冒頭に設置

本稿の『メールのCTA(目的)は冒頭に配置』でもご案内したように、

配信の目的へ導くリンク(購入・お問合せ・申込みetc)は、
メールの上部に設置しましょう。

これは基本ルールです。


多くの読者は1通のメールをじっくり読む時間がありません。
そのため、できるだけ少ないスクロールでご案内する必要があります。

リンクを本文下に配置すると、説明の途中で離脱され、肝心なポイントに到達しない可能性があります。

そのため、本文に挿入したリンクすべてを上に配置する必要はありませんが、
重要なリンクはメール冒頭に設置することが重要です。

メールでも…『続きはwebで』が効く!

一昔前、CMでは『続きはwebで』というフレーズが流行り、すっかり定着しました。
もちろん、皆様にこのフレーズを使ってほしい、ということではありません。


ここでポイントになるのが、気になる情報だけ与えて、すべてを説明しすぎないことです。


クリックした先に読んでほしい・買ってほしい・申し込んでほしい…そんな内容があるのであれば、そこに誘導する必要があります。

メールはそのための仕掛けです。


リンクをクリックしていただく前に、リンク先の情報が詳細に書かれていたら…
読者としてはクリックするメリットはありません。
その手前で満足し、離脱してしまうでしょう。


なお、読者は上から順に読み進めていくため、タイトルとリンクの誘導文の関連性が高いとよりよいといえます。



下の図はその一例です。

画像やボタンでクリック率UP

HTMLメール形式での配信がオススメです!


HTMLメールではデザイン性の高いメールの作成が可能です。
テキストメール形式では文字情報だけだった本文も、ビジュアルで案内することができます。
より読者のイメージを膨らまし、クリックへの意欲に影響すると考えられます。


また、テキストメールのようにリンクURLをそのままご案内するよりも、

ボタンでクリックを促す方がより効果があると言われています。

クリックする箇所を強調できるため、重要なリンクはボタンで案内することを強く推奨いたします。

HTMLメールなら、挿入した画像にリンク設定することも可能です。

コンバージョンのポイント

コンバージョンするためには、まずメルマガの文章で確実にクリックしてもらい、遷移したページでもクリックしてもらう必要があります。

これまでご説明してきたテクニックに加え、「情報の出し方」が重要です。


クリック率をあげるポイントでも少しお話しましたが、

コンバージョンをあげるためのコツとしては、
情報をあえて小出しにして、クリックしたくさせることです。


最初に読者に商品の詳細情報や、アピールポイントなど全てをさらけ出してしまうと、
読者の心理としては、「売込色が強いな」、「情報が多くて良く分からないな」という思いが出てきてしまいます。


メールの開封から徐々に読者の気持ちを上げていき、
最終的に購入ページの部分で読者の購入意欲を最大限に上げる導線を作りましょう。

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