「不正なメールアドレス」とは?
「不正なメールアドレス」とは、弊社で検知し、管理しているトラップ・アドレスを指します。
当社が管理するスパムの疑いがあるアドレス(=トラップ・アドレス)の登録があった際に、「不正なメールアドレス」として登録、配信ができない仕様となっております。
ステータス「エラー」とは?
配信した結果、受信環境の容量不足や受信拒否などの理由によりメールが届かないことが重なると配配メールでは該当アドレスが「配信エラー」と判定され自動的に配信対象から除外されるようになっています。
リストのクリーニングとは?
メールが届かず「配信エラー」となるメールアドレスが多いほど、「迷惑メール送信業者」として迷惑メール判定されやすくなります。
そのため、オプトイン(配信許諾)を取得した実在するアドレスを配信リストとしていただき、また、定期的にクリーニングをお願い致します。
上述の通り、「配配メール」では、届く可能性が無いメールアドレスを配信対象から2つの方法で自動的に除外することができます。
・実在しないアドレス(トラップアドレス)を自動検知
⇒リストクリーニング機能
・配信した結果、届かないことが多いアドレスを配信リストから除く
⇒ステータス「エラー」設定
リストクリーニング機能
※2024年7月17日リリース バージョン9.2.1より適用
顧客アドレスの新規登録もしくは変更時、弊社が検知しているトラップアドレスに該当するアドレスは登録されません。
また、リストクリーニング機能のリリース以前から登録済みのリストにトラップアドレスが含まれる場合、画面にエラーメッセージが表示されます。
顧客流入時のチェック
顧客アドレスの新規登録もしくは変更時、トラップアドレスに該当する場合はエラーとなり、登録できないようになります。
■顧客を1件ずつ手動で新規登録した場合のエラー表示
■CSV一括処理でエラーになった場合
レポート > 一括登録・削除の処理結果
画面からダウンロードいただける「失敗」リストに以下のメッセージが出力されます。
「このメールアドレスは登録できません。打ち間違いか不正なアドレスの可能性があります。」
■公開用フォームからの登録でエラーになった場合の表示
チェックタイミング
空メール以外の顧客登録もしくは変更時全て
その他注意事項
元々トラップアドレスに該当する顧客情報について、メールアドレス以外の項目を変更する場合はエラーとなりません。
※新たにトラップアドレスが流入する場合にのみエラーとなります。
すでに登録されている顧客に対するチェックおよび周知
すでに登録されている顧客がトラップアドレスに該当する場合、画面上に警告が表示されるようになります。
ホーム画面での警告表示
・「編集・削除はこちらから」リンクを押すと、顧客レコード一覧画面に遷移します
・「編集・削除はこちらから」リンクは管理者ユーザのみ表示され、一般ユーザには表示されません。
顧客情報の閲覧画面での警告表示
トラップアドレスから正常なアドレスに修正された場合、上記エラーは表示されなくなります。
トラップアドレスに該当する顧客の検索
顧客レコードの「詳細検索」リンクから、
検索条件として、トラップアドレス(「不正なメールアドレス」)を指定できます。
「不正なメールアドレス」を指定するとトラップアドレスに該当する顧客一覧が表示されます。
ステータス「エラー」の設定
配信した結果、メールが受信されない場合、配信先から届くエラー通知(バウンスメール)に基づき「配信エラー」になります。
配信エラー件数が多いメール送信者は、配信先のシステムやそのセキュリティから「迷惑メール送信業者」とみなされ、迷惑メール判定を受けやすくなります。
そのため、配信エラーが多いアドレスも配信対象から除くことが望ましいです。
「配信エラー」の累計回数が規定値に達したアドレスは、自動的にステータスが「OK」から「エラー」に変わり、以降、メールの配信対象から除外されます。
エラー種別を問わず累計3回の配信エラー(デフォルト値)でエラーアドレスとなります。
エラーアドレスへ自動変更されるまでの配信エラー回数は任意で設定が可能です。
※エラーアドレスへの変更機能自体をなくすことはできません。
※ステータスが「エラー」になることで配信対象から除かれますが、顧客データとしては残り続けます。(自動的に配信グループや顧客データベースから削除されません)
※バウンスメールが返却されるまでにはタイムラグがあり、配信先により「配信エラー」判定まで数時間~約1週間程かかります。
配信エラーの履歴を残すため、配信直後に顧客レコードを削除するのはご遠慮ください。
■ステータス「OK」「エラー」顧客の確認方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
エラー設定
ステータスを「エラー」とする条件(配信エラー回数の累計)を変更することが可能です。
【設定箇所】:「顧客データベース」>「顧客レコードメンテナンス」>「エラー設定」
1:「顧客データベース」をクリックし、「顧客レコードメンテナンス」をクリック
2:「エラー設定」をクリックする(現在の設定回数を確認できます)
3:エラー回数の上限設定を変更する場合は、[設定]をクリック
「簡単設定」と「詳細設定」から任意の回数を選択してください(デフォルトは3回)
簡単設定
配信エラーの種類にかかわらず、エラーになった回数で判断します(1回~5回で選択可)
詳細設定
配信エラーの種類ごとに、「エラー」とする回数を設定します。
エラーの種類 | 説明 | 設定できる回数 |
---|---|---|
永続的なエラー | @マークの前後が間違っているなど、届く見込みが無いエラーです。 | 1~3回 |
一時的なエラー | 受信者のメールBOX容量、受信側サーバの障害など、一時的なエラーです。 | 1~5回 |
原因不明のエラー | 原因不明ですが、受信側サーバで受け取ることが出来ません。 | 1~5回 |
「変更と同時に、エラー設定にあわせて顧客データベースを更新する。」にチェックを入れ、「変更」をクリックするととエラー情報を基に顧客データベースが即時に更新されます 。
注意事項
エラーアドレスに登録したメールアドレスを一度でも「顧客データベース」から削除すると、過去のエラー履歴が抹消されてしまいます。
仮に同じメールアドレスを再登録しても新規顧客として扱われ、配信対象に戻ってしまうため、高エラーになる可能性がございます。
ご注意ください。
なお、上記理由により、顧客データベースから削除したアドレスを再登録して配信する「洗い替え運用」は規約上の禁止事項とさせていただいております。
ご了承くださいませ。