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反応率・不達率が表示されるようになりました
配配メール・バージョン6.6(2021年2月24日リリース)より
メールマーケティングのKPIのひとつである、不達率がメール一覧画面に表示されるようになりました。
不達率とは
エラー率と同様の意味。
配信リストのうちメールアドレスの不備などにより届かなかったメールの割合
不達率= (配信エラー数 / 配信成功数)×100
エラー発生の理由
メールマーケティングでは、メールの配信エラーをbounce(バウンス)、そして、サーバから返却されるエラーメッセージのメールをbounce mail(バウンスメール)と呼びます。
メール不達の理由には
メール送信リストが古く宛先のメールアドレスが無効であったり、
そもそも存在しないアドレスであったり、
メールアドレスは有効だが一時的な理由で受信できなかったなど、
さまざまなものがあります。
適切にメンテナンスしている送信リストであれば、0%台~3%台が目安とされています。
恒久的な理由による配信エラーをハードバウンス、一時的な理由による配信エラーをソフトバウンスと言います。
高エラーは受信率を下げる
エラー率が高い場合、なにが問題になるのでしょうか。
「もともと届かない無効なメールに届かないだけ」ということだけではありません。
エラー率の高い状態(高エラー)が頻繁に続くと、届くはずのメールも届かなくなります。
これは受信側に迷惑メール配信と誤判定されるためです。
受信サーバには迷惑メールをシャットアウトするフィルタリングやセキュリティがあります。
それらは迷惑メールと思われるメールや、その配信元に対し、受信拒否を行います。
迷惑メール業者は、無秩序にメールの配信を行うため、おしなべてエラー率が高い傾向にあります。
そのため受信サーバは高エラーを発生される=迷惑メールとして認定し、
認定された場合は、メールの内容や読者の希望を問わずに、メールを届けません。
そのため、エラー率は抑える必要があります。
エラー発生に関連する迷惑メール対策
前述の通りメールなどの被害拡大を防止するために、年々受信サーバーやセキュリティシステムは強化されています。
それに伴い、迷惑メール対策・なりすましメール対策を行っていないと、悪質なメールだと誤判定される可能性が高まっています。
配配メールなどのメール配信サービスを利用する場合は、
差出人名に利用されるドメインを管理するサーバと、配信に利用するサーバが異なります。
そのため、対策を実施していない場合、受信サーバは迷惑メールと判定する可能性が高いのです。
そして、迷惑メールとして判定されると、受信拒否され、エラーとなってしまいます。
現在では迷惑メールフォルダに届く前に、届けないという強い拒否が多く発生します。
リストのクリーニングと迷惑メール対策を
高エラーが発生した場合は、リストのクリーニングや迷惑メール対策を実施してみてください。
配信リストのクリーニング
全体的なバウンスメールの対策として、定期的にリストのメンテナンスを行うことをおすすめします
・存在しない宛先
・配信停止になっている宛先
・迷惑メール報告された宛先
・長期間、エラーとなって返ってきている宛先
などが配信リストに含まれていないかを定期的にチェックするようにしましょう。
エラー種別が「永続的なエラー」とされているものは、ハードバウンスと呼ばれるもので
ほぼ届く見込みのないメールアドレスです。
配信停止に切り替えるか、削除し、配信されないようにしましょう。
サービスが終了したフリーメールのドメインなども削除するべきでしょう。
迷惑メール対策
前述の通り、迷惑メール対策を未実施の場合は、受信拒否されて配信エラーとなる可能性があります。
ドメイン認証とよばれる SPFレコードの設定、DKIM署名の設定 は携帯キャリアや大手サーバ会社にて設定推奨されております。
未実施の場合は必ず行いましょう。
設定方法等については、サポートサイト 迷惑メール対策・配信エラー として掲載・ご案内しております。
各KPIに共通していえることですが、小さな数字に一喜一憂する必要はありません。
エラーもなくなることはありません。しかし、その中で数値の原因を見つつ、きちんと必要な対策を実施していくようにしましょう。
株式会社ラクス カスタマーサクセス担当:名嶋