2020年現在、日本国内のネットユーザは約10,000万人と推定され、その中でSNS利用者はおよそ80%といわれています。
もともとSNS利用者は、20代以下の若年層に多かったですが、現代では40代以降にも拡大しており、
どの年代でも登録者数・利用者数の増加傾向が見受けられます。
SNSはコミュニケーションツール
ICT総研の調べでは、SNSなどの通話・メッセージアプリを利用している目的で最も多いのが「人とのコミュニケーション」。
SNSユーザの8割は、SNSをコミュニケーションのツールとして利用しています。
またSNSの利用理由についての結果では、
「知人の近況を知りたい」という理由が最も多く43%で、
次いで「人とつながっていたい」といった理由が33%。
この結果からも、SNSは「人とのコミュニケーション」が求められているというのがわかります。
一昔前にインターネット上の連絡手段といえば、そもそもEメールだけ、という状況でした。
しかし、様々なツールが出てきたいまの人たちは、コミュニティや目的や手段により、繋がるツールを変えているのです。
Eメールはインターネットのインフラ
様々なSNSが話題になるため、メールはややもすれば「時代遅れ」感のツールというイメージを持つ方もいるでしょう。
しかし、SNSの普及の中、メールはインターネットのインフラとしての重要度が増しているというデータもあります。
上記は総務省の「インターネットの利用目的」を調べたデータでは、利用目的で一番がメール(電子メールの送受信)になっています。
これはつまりSNSは普及しつつも、メールが皆、利用しているということを指します。
元々メールはOneToOneなツールですが、SNSが利用されるようになり、メールは一層クローズドなイメージが高まりました。
メールはより個人的な情報ツールへ
すなわち、個人的な内容や、重要な情報などのやり取りが集まるようになっています
逆説的ですが、SNSが普及したことでメールの重要性が上がった、といえるでしょう。
また、マーケティングの世界でもメールマーケの効果は高く評価されています。
E-mailは世界でもROI(投資収益率)が最も高いマーケティング施策――投資したお金に対するリターンがもっともいい施策であると認知されています。
メールとSNSそれぞれ特徴があり、得手不得手があります。
ツールの新旧でとらえずに、人々がどういう風にツールを使い分けているか、そこを起点に考えるとメールも重要度がわかってもらえるのではないでしょうか。
これからの時代、それぞれの相乗効果を高めていくことを考えていきましょう。
株式会社ラクス カスタマーサクセス担当:名嶋