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いつでもどこでも顧客にリーチできるメールを活用する「メールマーケティング」。費用対効果の高い施策として、海外では今もなお人気のマーケティング手法です。
しかし、案外、メールマーケティングとはなにか、を知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、既存のメールマガジンとメールマーケティングと、何が違うのかを簡単に解説します。
違いは目的! 「態度変容」…って?
メールマーケティングとは、メールを活用してお客様にアプローチをするマーケティング施策です。
メールマーケティングと聞いて、「メルマガのことでしょ?」という方も多いかと思います。、メルマガなどを含んだメールを活用したマーケティング手法をメールマーケティングというので、あながち間違いではありません。
しかし、メルマガとメールマーケティングでは「目的」が異なります。
メルマガの目的が「情報を届けること」であるのに対して、
メールマーケティングの目的は「態度変容を起こすこと」です。
態度変容とは
「外的力に影響されて,すでに形成され固定化された態度を捨去って,新しい態度を形成すること」(コトバンクより)
を指します。
最も有名な態度変容モデルは、AIDMAモデルでしょうか。
顧客心理や行動を、サービスや商品を知らない状態からどのような心理移行で購入行動に至るまでかのプロセスを描いています
A:Attention ・・・注意
I:Interest ・・・関心
D:Desire ・・・欲求
M:Memory ・・・記憶
A:Action ・・・購入
AIDMA の態度変容モデル:Attention(注意)から順に進み顧客はAction(購買)へと至るとされている
メールマーケティングにおいての態度変容とは、メールを読んだことをきっかけに資料請求や購買などのアクションを起こすことを意味します
態度変容を起こすために必要なこととは?
メールマーケティングの目的が態度変容ですが、そのために何をしたらいいのでしょうか?
一番重要なことは、セグメント配信です。
態度変容モデルや考え方はAIDMA以外にもいくつかありますが、どれにも当てはまるのは、顧客はそのそれぞれ興味や関心の濃淡/段階/区分がある、ということ。
そして、それぞれの興味や関心の区分や段階ごとに、刺さる接触を図ることで次の行動につなげることが出来ます。
まったく興味を持ってない人に、購入を促すアクションをとっても意味がなく、
すでに検討段階に入っている人に、網羅的なサービス紹介をしても意味がないことは、なんとなくわかってもらえるのではないでしょうか。
そのため、一斉配信ではなく、顧客の興味の段階ごとにセグメントして配信を行うことが重要になってきます。
セグメントというと難しく思われるかもしれませんが、
とりあえず一斉配信! ではなく、どういった人向けに送るべきかを考えて、一工夫/ひと手間から始めてみましょう。
株式会社ラクス カスタマーサクセス担当:名嶋